まずは、すり身の原料となるスケトウダラの水揚げ港へ。
北海道の紋別を訪問しました。
原料のスケトウダラは新鮮さを保つために港に水揚げされる前に買取り、市場を経由しないで直接、加工工場に運ばれます。
次は昆布の産地、北海道利尻島へ。
島周辺は、2つの大きな海流が流れ込む栄養豊富な漁場になっています。
利尻漁協では、1年物の早獲りはせず、昆布の成長をじっくり待って2年物のみを収穫するんだそう。
お2人に伊達巻「純」を試食していただきました。
「甘みとコクがありますね。美味しいです!」
続いて、同じく北海道で上白糖を製造している日本甜菜製糖株式会社へ。
同社の川島哲さんが案内してくれました。
同社では、甜菜の種苗や農業機械も独自開発しているそう。
農家の沼舘初男さんにも話を伺いました。
お次は、伊達巻の主原料!卵を生産している青森県の契約ファームへ。
自然豊かで広大な農場。鶏の健康管理はもちろん、衛生面にも配慮された環境です。
最新の自動選別機を導入し、徹底した品質管理を行っていました。
工場内は、とにかく人が少なくて驚き!
(左) 浪岡貴仁さん (右)工藤健一さん
新鮮な卵は、茨城県のイフジ産業で卵液に加工されます。
未殺菌のままろ過器を通して異物を除去。
品質を保ったまま製品になるから、安全・安心なんですね。
次は、愛知県碧南市(三河地方)の株式会社角谷文治郎商店を訪問。
この地は海に面していて温暖、矢作川の伏流水が豊富で醸造に適した地域です。
創業1910年の角谷文治郎商店がつくる「三州三河みりん」は、原料のもち米がすべて国内指定産地の農家による特別栽培および農薬節減のお米です。
厳選したお米だけを使って、じっくり熟成しているため濃いこはく色をしています。色が薄い商業用みりんとは、あきらかにコク・まろやかさが違います。
最後は長崎から車で約1時間半、大島大橋などいくつもの橋を渡り、
西海市崎戸町のダイヤソルト株式会社崎戸工場を見学します。
製塩工場のある崎戸島は、過去に捕鯨炭鉱などで栄えたところですが、今は人口1,500人程の静かな港町です。
塩を作るにはたくさんの蒸気を使います。さらに、この蒸気で発電を行い所内の電気も賄っていました。エネルギーの効率化がすごいです!
※ほかの国産メーカーのものと併用しています